インビザライン治療 | ワイヤー矯正 | |
治療方法の違い | インビザライン治療透明で目立たないマウスピースを装着し、約1〜2週間程度ごとに交換します。 | ワイヤー矯正歯の表側にブラケットを装着し、ワイヤーで固定します。 |
通院頻度の違い | インビザライン治療通院は1ヶ月に1度程度、1回の所要時間は約30分程度です。お仕事に忙しい方や、学校生活、部活動で時間がとりずらい方でも通いやすい通院頻度です | ワイヤー矯正通院は約2~3週間に1度程度、1回の所要時間は約1時間程度です。通院の度にワイヤーの調整が必要なので、処置に相応の時間を要します。 |
見た目の違い | インビザライン治療透明なマウスピースを装着しているので、ほとんど分かりません。 | ワイヤー矯正ブラケットやワイヤーが歯の表面に装着されているので、口を開くと見えてしまいます。 |
口の中の感触の違い | インビザライン治療なめらかでフィット感の高い専用のマウスピースなので、痛みや違和感に配慮されています。 | ワイヤー矯正装着しているブラケットやワイヤーが口腔内に擦れるなど、痛みと違和感、不快感が生じます。 |
治療中の見た目の違い | インビザライン治療見た目に目立たないマウスピースを装着しながら日々、歯が動いているので、矯正進行中にも歯並びがキレイになっていく過程を楽しむことができます。 | ワイヤー矯正矯正進行中は装置を装着した状態が続いており、歯並びの状態や進行状況などは通院時に検査して確認する必要があります。 |
治療完了後の違い | インビザライン治療保定期間は派の裏側に専用のリテーナーを装着し、矯正した歯列が後戻りしないように保定します。マウスピース矯正と同様に目立たず違和感の少ないリテーナーを使用します。保定期間は個人差がありますが、約1年~数年くらいが目安です。 | ワイヤー矯正保定期間は歯の表面や裏側にリテーナーを装着し、矯正した歯列が後戻りしないように歯を固定する必要があります。矯正中と同様に見た目にも目立ちやすく、口腔内にも痛みや違和感が生じ、お手入れにも注意が必要になります。保定期間は個人差がありますが、一般に矯正機関と同等の期間が必要とされています。 |
取扱いの違い | インビザライン治療カンタンに取り外しができます。 | ワイヤー矯正歯に固定される装置のため、日常での取り外しはできません。 |
治療期間の違い | インビザライン治療歯の状態や個人差によります | ワイヤー矯正歯の状態や個人差によります |
痛みや違和感の違い | インビザライン治療マウスピースで小さい力で歯を少しづつ動かしていく治療方法です。約1~2週間程度に1度マウスピースを交換することで、少しづつ圧力を変化させ理想の歯並びに近づけます。 | ワイヤー矯正ブラケットとワイヤーで歯に強力な圧力をかけ歯を動かしていく治療方法です。ワイヤーは弾力がありますが、装着時には急激に力が加わるため、痛みや違和感が生じます。 |
治療費用の違い | インビザライン治療治療費総額で約80~100万円、部分矯正では40~50万円が目安です。10代の方向け、10歳未満のお子さま向けのシステムもご用意しています。 | ワイヤー矯正治療費総額で約100~150万円が目安です。 |
食事の注意点の違い | インビザライン治療食事を楽しむときは取り外します。食事を楽しんだ後は、すぐに装着することができます | ワイヤー矯正装置を装着したままの食事となります。装置を装着している為、固いものや粘り気のあるもの、着色しやすいものは避ける必要があります。また、食事の後は装置と歯の隙間に食べカスが残らないように、しっかりとブラッシングする必要があります。 |
お手入れ方法の違い | インビザライン治療マウスピースを取り外して水洗いするだけで問題ありません。汚れや着色が気になったときは、歯ブラシでブラッシングしてください。 | ワイヤー矯正装置と歯の隙間に食べカスや汚れが付着することが多いため、食事の後などは特にしっかりとブラッシングする必要があります。また、食事の内容など装置に負担の掛かることのないように注意する必要があります。 |
一般的なワイヤー矯正では矯正装置やワイヤーなどが見えてしまうため、審美的な問題が有りましたが、インビザライン治療は透明なマウスピースをはめるだけですので、周囲から気づかれず歯列矯正を行うことができます。
一般的なワイヤー矯正では矯正装置やワイヤーなどが見えてしまうため、審美的な問題が有りましたが、インビザライン治療は透明なマウスピースをはめるだけですので、周囲から気づかれず歯列矯正を行うことができます。
インビザライン治療の特徴当院では医薬品医療機器等法(薬機法)において未承認の医療機器を用いた治療「『マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置』(インビザライン)・システムを用いた矯正治療」を提供しております。 br> ウェブサイトにて患者様への情報提供を行うにあたり、医療法に基づいて厚生労働省から出されている『医療広告ガイドライン』に従い、「限定解除の4要件」を満たす事項を以下に記載します。
「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は薬機法上の承認を得ていません。
「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品の商標です。 米国アライン・テクノロジー社のシステムを、インビザライン・ジャパン社を通じて入手しております。 br> ※個人輸入に関しては、厚生労働省ホームページに掲載された 「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページの注意点をご参考にお願いいたします。
「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)による矯正治療は、現在世界中で行われており、一般的にはアライナー矯正、マウスピース矯正などと呼ばれています。マウスピース矯正のための治療装置は、国内でも様々なブランドがありいくつかは薬事承認されております。 br> 日本で『医療機器としての矯正装置』と認められるものは以下の3点です。 br> 1)薬事承認されている材料を使用していること。 br> 2)日本の国家試験をパスした歯科医師か歯科技工士が製作したものであること。 br> 3)既製品であればそのものが薬事承認されていること。 br> 「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)・システムは、アライナーの材料および型取りに利用する口腔内スキャン装置(iTeroelement)について薬事承認を受けております。製作過程については、日本国内で歯科医師が患者様に合わせてオーダーしたものを、米国アライン・テクノロジー社がコスタリカにある工場においてロボットで製作します。設計は日本国内で歯科医師が行いますが、実際に製作されるのは海外においてであり(日本の国家資格を持つ歯科医師や歯科技工士ではない)ロボットにより製作されますので薬機法の対象とはなりません(薬機法対象外)。
マウスピース矯正を行うための装置は「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)を含め世界で数十社が販売しており、アメリカでは歯科矯正治療の1/3程度がマウスピース矯正装置で行われています。「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は2021年現在で、全世界にて1,000万症例が治療されていますが、歯科治療に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。なお、「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は、薬機法の承認を受けておりませんので医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。また、未承認完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用救済制度の対象外となる可能性があります。
装着時間が短いと矯正完了に時間がかかるだけでなく、作成したアライナーが装着できなくなりますので、自己管理がとても重要です。また、症状によってはインビザライン・システムによる治療が難しいこともあります。
矯正装置装着後の歯の痛みと発音個人差はありますが、矯正装置(ワイヤーやマウスピース)の装着後は、3日から1週間程度、疼き・歯痛・冷水痛を感じることがあります。また、慣れるまで、発音しづらいなどの症状がでる事があります。矯正装置の調整や交換後にも痛みが出る場合がありますが、数日でおさまる場合がほとんどです。
口内炎と潰瘍矯正歯科治療中に装置が当たることで頬の内側に傷がついたり、口内炎になったりする場合があります。この場合は、すぐにご来院いただき、必要に応じカバーとなるワックスでの処理、接触箇所の切断などの処置を行います。
歯肉退縮治療中に歯茎が下がり歯の根が一部露出する歯肉退縮がおきることがあります。多くの場合は元々重なり合っていた歯の下に骨が存在しない、歯を支えている骨が薄い等が原因です。歯肉退縮は歯茎が健康であれば、加齢と共に起きる現象で、30代以上の方は歯肉退縮を完全に避ける事は難しいと思います。また、それに伴い、ブラックトライアングルといった事もおこります。歯の形も関係してくるため、完全に解消することは難しい現象です。症例によりますので、気になる方はご相談ください。
歯ぎしりインビザラインは就寝時にも装着しておく必要があるため、強い歯ぎしりがあるとマウスピース自体が破損する場合があります。
アレルギーまれにアレルギー症状がでる場合もあります。
むし歯や歯周病常にマウスピースを装着するため、矯正治療中、十分にブラッシングができないと虫歯や歯肉に炎症が起こる場合があります。ブラッシングは欠かさないようにしましょう。
顎関節症治療中に開口障害・頭痛・耳鳴り・筋の硬直等を生じる事があります。だいたいが自然と消失しますが、症状が強い場合は症状が改善するまで治療を停止する場合もあります。 当院では、できるだけ顎関節に負担がかからないかみ合わせを目指した矯正治療を目標として行っています。
その他の症状矯正歯科治療中、頭痛、首・肩のこり、倦怠感、吐き気など不定愁訴が起こる場合があります。
治療終了後動かした歯は元の位置に戻る傾向があります。そのため装置除去後、取り外し式のリテーナーを装着し後戻りを抑える必要があります。リテーナーの装着期間には個人差があります。 また、矯正治療後に人によっては咬み合わせが悪く感じたり、頭痛、肩こりを招く事があります。しかし、ほとんどは時間の経過と共に新しいかみ合わせに適応して症状は消失していきます。如何しても改善が見られない場合は、かみ合わせの治療を行う場合もあります。