8〜11歳のお子さまをお持ちの親御さまへ
お子さまの歯、健康に成長していますか?
子どもの歯の「健康に成長」ってどんな状態でしょう。周りの子と比べて「ちょっとガタガタしているかな?」「少し下あごが出ているかも」「虫歯が多いんじゃない?」色んなことを考えてしまいますが、一言では言い表せないものです。
それでも、我が子の歯は(歯に限ったことではありませんが)健康に成長して欲しいと願うのが、全ての親御さまの気持ちですよね。
ただ、必要以上にお子さまの歯ならびを気にし過ぎて、早くから矯正治療を開始するのがただ一つの正解とは思えません。当院では、お子さま一人ひとりの歯の状態に合わせて、治療の必要性や治療の計画、毎日のケアを考えていく必要があると考えています。
とは言え、中には早期からの治療が必要と判断される場合や、早くから治療を開始することで将来の歯ならびに良い影響を与えることができる場合も多いものです。
子どもが自分から歯についての意思を示すことは少ないでしょう。歯ならびを気にして「うまく笑えない。話せない」という子どもでも、自分からその悩みを発する機会は少なく、大きくなってから「実は…」と聞かされる場合が多いようです。
親御さまや周りの方がしっかりと歯の重要性を認識し、早期にご相談をいただくことで、将来の歯ならびに悪い影響を与えるような生活習慣の改善や適切な矯正治療のタイミング、治療方法などが判断できる場合が多いものです。
早期の矯正治療のお陰で、早くから、そして将来的にキレイな歯ならびになる可能性が高くなります。
「あのとき、やって良かった」
そう思える日が来るかもしれません。お子さまの歯ならびで気になることがあれば、まずはご相談ください。
当院では、子どものマウスピース矯正インビザライン・ファーストを導入しています。
その効果と満足度の高さから世界的な拡がりを見せているインビザライン治療の子どもの矯正治療に特化したシステムで、アメリカ・ヨーロッパに続き2018年から日本でも使用が開始されています。
このインビザライン・ファーストは、6〜11歳の乳歯と永久歯が混在する時期(「第1期治療」と呼ばれます)での矯正治療に適用しています。治療期間は、治療開始から約1年半以内が目安となり、「アゴの大きさを広げる」ことと「1つ1つの歯を動かして、歯をキレイに並べる」という、これまで別々の時期に行われていたことを同時に効率よく治療できるのです。
インビザライン・ファーストの大きな特徴は、透明で、目立たないことにあります。
多感な時期のお子さまは、学校生活での見た目をとても気にされますし、子ども同士での見た目の指摘なども気になるところです。この見た目は、従来のワイヤー矯正が効用に反し敬遠されてきた大きな原因でした。インビザライン・ファーストでは、透明で目立たないマウスピースを装着して矯正するので、周囲に気付かれず、ストレスなく生活することができます。
また、装着したまま運動したり、おしゃべりしたり、楽器を演奏したりと日常生活に支障をきたしません。周囲に気付かれずに矯正を進めることができるのは、お子さまにとって大きな安心材料になるでしょう。
さらに、取り外しがカンタンで、食事や歯磨きも普段通りに行うことができます。時間の経過とともに歯ならびに改善が見られることで、お子さまも歯への興味・関心が強まり、早くからしっかりケアする意識が身につくかもしれません。
インビザライン・ファーストは透明なマウスピース(アライナーと言います)を使用して歯ならびを矯正します。アライナーは透明なので、笑って口を開けても目立たず、周りの友だちにも気付かれにくいのが特徴です。学校生活での見た目って、とっても気になりますよね。矯正中の見た目を気にしてワイヤー矯正を諦めてきた方は多いと思います。インビザライン・ファーストなら、学校や習いごと、クラブ活動、友だちと遊んでいるときでも周りの目を気にせず、楽しく過ごしながら歯列矯正を続けることができるのが嬉しいポイントです。
インビザライン・ファーストで使用するアライナーは、学校生活をしっかり楽しめるように、より快適な装着感を追求して2013年に開発された新素材「スマートトラック(SmartTrack )」を使用します。高い弾力性により持続的に歯に力を加えることが可能で、歯のコントロール力も格段に高まっています。ワイヤー矯正では、ワイヤーやブラケットが口の中や舌が当たり、痛みを伴い、刺激により口内炎になるケースも聞かれましたが、インビザライン・ファーストのアライナーでは新開発の素材により、装置との接触違和感は大幅に改善されています。※違和感や痛みには個人差があります。
インビザライン・ファーストで使用するアライナーは、カンタンに(数秒で!)取り外しができます。食事や歯磨きのほか、楽器の演奏のときなど、取り外すことで矯正装置が問題になることはありません。ワイヤー矯正では「食べカスが歯と装置の間に挟まる」「歯磨きがしにくい」「食べる物に制限がある」などの問題がありましたが、インビザライン・ファーストではアライナーを取り外すことで支障のないストレスレスな学校生活を送ることができます。また、専用のケースもあるので、衛生的で取り外したときの管理も安心です。
インビザライン・ファーストで使用するアライナーは、薄くて滑らかな素材を使用しています。遊んでいて転倒したり、万が一、ボールが顔に当たっても矯正装置によるケガの心配はありません(矯正装置と関連のないケガは防ぐことはできませんのでご了承ください)。
インビザライン・ファーストで使用するアライナーは、カンタンに(数秒で!)取り外しができるので、従来のワイヤー矯正に比べ虫歯のリスクを大幅に下げることができます。また、歯への意識の高まりから、歯ブラシへの取り組みも変わるかもしれません。
インビザライン・ファーストは透明なアライナーを約1~2週間程度ごとに交換し、歯を少しづつ動かしていきます。治療期間は約1年半が目安ですが、治療が終わるまで見た目が変わらないわけではなく日々、完了の歯ならびに向かってキレイになっていきます。ワイヤー矯正では装置の見た目の問題で治療完了まで満足感を得られない場合が多かったようですが、インビザライン・ファーストでは治療途中でも歯ならびの改善が見た目にも感じられ、毎日、鏡を見るのが楽しみになって治療へのモチベーションが上がってきます。
6〜11歳は骨が未成熟で永久歯も生えそろっていないので、成人に比べて歯列を動かしやすいメリットがあります。また、成人の固まってしまった歯列では歯を抜かなければならない場合もありますが、10代では歯を並べるスペースの確保もしやすくアゴを広げやすいので、歯を抜かずに矯正治療ができる可能性が高くなるのも大きなメリットです。
歯を強く噛み締めることで、筋力・瞬発力が向上すると言われています。また姿勢の安定効果もあると言われています。また、噛むことは脳の活性化に影響するとも言われ、噛み合わせの改善で集中力のアップにも良い効果が期待できます。
インビザライン・ファーストが多くの支持を得ている理由の一つに「コンピュータによるお客さまの歯の3Dモデリング」と「精度の高い治療シミュレーション」を組み込んでいることにあります。治療前に確認できる3Dシミュレーションは、精度が高く、直感的にイメージしやすいものなので、これから矯正を開始するお子さまと親御さまにとって大きな安心と「モチベーション」を与えてくれるでしょう。この「モチベーション」は非常に重要で、治療計画に沿った矯正を継続するためにお子さま自身がアライナーを装着する必要があるインビザライン・ファーストにとっては、治療の成功に大きな役割を果たしてくれます。
歯列矯正というと歯並びといった見た目の美しさに焦点が当たりがちですが、10代の場合はアゴの成長を整えられ、噛み合わせの改善により歯が欠けたり偏った擦り減り方をするリスクが減るメリットがあります。また、歯列が整うことで、虫歯になりにくい健康な口腔内に整えることができるのです。
みなさんもよく耳にすると思いますが、年々、若い方のアゴが小さく弱くなってきています。矯正治療をすることで、歯ならびはもちろん、アゴの成長のバランスも整えることができるのが大きなメリットです。健康的なアゴの成長は、身体全体の健康バランスや食事の楽しみなど将来的な影響が大きいものです。子どものうちからしっかり整えることができるのは、とても素晴らしいことですね。
インビザライン・ファーストで使用するアライナーは、医療用プラスチックが素材となっており、金属を使用していないので、金属アレルギーの心配はありません。ワイヤーやブラケットでは金属を使用している物も多く、金属アレルギーの方には高いリスクがありましたが、インビザライン・ファーストでは安心して矯正することができます。
計画的なアライナーの制作・お渡しにより、約2〜3カ月に1回程度と従来より少ない通院で治療を続けていくことができます。学校や習いごと、クラブ活動で時間がとりずらいお子さまやお仕事に忙しい親御さまでもでも無理なく矯正が続けられるのがメリットです。
インビザライン・ファーストのアライナーはカンタンに取り外しができるので、食事や歯磨きなど生活に支障が少ないのが特徴ですが、もちろん、装着しないと効果はありません。装着時間が短いと矯正効果が発揮されず治療に時間が掛かるだけでなく、作成したアライナーが装着できなくなる場合もあります。1日20時間以上装着していただきます。また、アライナーは1~2週間程度ごとにご自身で交換する必要があり、自己管理が重要になってきます。お子さまと親御さまのご協力が必要になりますが、扱いに慣れるのも早く、メガネなど日常の装着感覚と同様に必要以上に注意を払う必要はありません。
口腔内の状況や希望する治療成果によってはインビザライン・ファーストで矯正治療を行うことが難しい場合があります。また、インビザライン・ファーストのみでは限界がある場合は、セラミック矯正や一般矯正を併用する必要がある場合があります。治療前に無料カウンセリングで患者様の希望や治療内容をしっかり相談し合いましょう。
インビザライン・ファーストの治療の途中経過において、治療計画通りに進まない場合や口腔内の状態によっては、アライナーを再制作する必要がある場合があります。再制作に時間がかかる際は、歯の位置を安定させるためにリテーナーと呼ばれる保定装置の使用が必要となることがあります。
一般的なワイヤー矯正では矯正装置やワイヤーなどが見えてしまうため、審美的な問題が有りましたが、インビザライン治療は透明なマウスピースをはめるだけですので、周囲から気づかれず歯列矯正を行うことができます。
一般的なワイヤー矯正では矯正装置やワイヤーなどが見えてしまうため、審美的な問題が有りましたが、インビザライン治療は透明なマウスピースをはめるだけですので、周囲から気づかれず歯列矯正を行うことができます。
インビザライン治療の特徴当院では医薬品医療機器等法(薬機法)において未承認の医療機器を用いた治療「『マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置』(インビザライン)・システムを用いた矯正治療」を提供しております。 br> ウェブサイトにて患者様への情報提供を行うにあたり、医療法に基づいて厚生労働省から出されている『医療広告ガイドライン』に従い、「限定解除の4要件」を満たす事項を以下に記載します。
「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は薬機法上の承認を得ていません。
「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品の商標です。 米国アライン・テクノロジー社のシステムを、インビザライン・ジャパン社を通じて入手しております。 br> ※個人輸入に関しては、厚生労働省ホームページに掲載された 「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページの注意点をご参考にお願いいたします。
「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)による矯正治療は、現在世界中で行われており、一般的にはアライナー矯正、マウスピース矯正などと呼ばれています。マウスピース矯正のための治療装置は、国内でも様々なブランドがありいくつかは薬事承認されております。 br> 日本で『医療機器としての矯正装置』と認められるものは以下の3点です。 br> 1)薬事承認されている材料を使用していること。 br> 2)日本の国家試験をパスした歯科医師か歯科技工士が製作したものであること。 br> 3)既製品であればそのものが薬事承認されていること。 br> 「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)・システムは、アライナーの材料および型取りに利用する口腔内スキャン装置(iTeroelement)について薬事承認を受けております。製作過程については、日本国内で歯科医師が患者様に合わせてオーダーしたものを、米国アライン・テクノロジー社がコスタリカにある工場においてロボットで製作します。設計は日本国内で歯科医師が行いますが、実際に製作されるのは海外においてであり(日本の国家資格を持つ歯科医師や歯科技工士ではない)ロボットにより製作されますので薬機法の対象とはなりません(薬機法対象外)。
マウスピース矯正を行うための装置は「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)を含め世界で数十社が販売しており、アメリカでは歯科矯正治療の1/3程度がマウスピース矯正装置で行われています。「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は2021年現在で、全世界にて1,000万症例が治療されていますが、歯科治療に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。なお、「マウスピース型(カスタムメイド)矯正装置」(インビザライン)は、薬機法の承認を受けておりませんので医薬品副作用被害救済制度の対象となりません。また、未承認完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用救済制度の対象外となる可能性があります。
装着時間が短いと矯正完了に時間がかかるだけでなく、作成したアライナーが装着できなくなりますので、自己管理がとても重要です。また、症状によってはインビザライン・システムによる治療が難しいこともあります。
矯正装置装着後の歯の痛みと発音個人差はありますが、矯正装置(ワイヤーやマウスピース)の装着後は、3日から1週間程度、疼き・歯痛・冷水痛を感じることがあります。また、慣れるまで、発音しづらいなどの症状がでる事があります。矯正装置の調整や交換後にも痛みが出る場合がありますが、数日でおさまる場合がほとんどです。
口内炎と潰瘍矯正歯科治療中に装置が当たることで頬の内側に傷がついたり、口内炎になったりする場合があります。この場合は、すぐにご来院いただき、必要に応じカバーとなるワックスでの処理、接触箇所の切断などの処置を行います。
歯肉退縮治療中に歯茎が下がり歯の根が一部露出する歯肉退縮がおきることがあります。多くの場合は元々重なり合っていた歯の下に骨が存在しない、歯を支えている骨が薄い等が原因です。歯肉退縮は歯茎が健康であれば、加齢と共に起きる現象で、30代以上の方は歯肉退縮を完全に避ける事は難しいと思います。また、それに伴い、ブラックトライアングルといった事もおこります。歯の形も関係してくるため、完全に解消することは難しい現象です。症例によりますので、気になる方はご相談ください。
歯ぎしりインビザラインは就寝時にも装着しておく必要があるため、強い歯ぎしりがあるとマウスピース自体が破損する場合があります。
アレルギーまれにアレルギー症状がでる場合もあります。
むし歯や歯周病常にマウスピースを装着するため、矯正治療中、十分にブラッシングができないと虫歯や歯肉に炎症が起こる場合があります。ブラッシングは欠かさないようにしましょう。
顎関節症治療中に開口障害・頭痛・耳鳴り・筋の硬直等を生じる事があります。だいたいが自然と消失しますが、症状が強い場合は症状が改善するまで治療を停止する場合もあります。 当院では、できるだけ顎関節に負担がかからないかみ合わせを目指した矯正治療を目標として行っています。
その他の症状矯正歯科治療中、頭痛、首・肩のこり、倦怠感、吐き気など不定愁訴が起こる場合があります。
治療終了後動かした歯は元の位置に戻る傾向があります。そのため装置除去後、取り外し式のリテーナーを装着し後戻りを抑える必要があります。リテーナーの装着期間には個人差があります。 また、矯正治療後に人によっては咬み合わせが悪く感じたり、頭痛、肩こりを招く事があります。しかし、ほとんどは時間の経過と共に新しいかみ合わせに適応して症状は消失していきます。如何しても改善が見られない場合は、かみ合わせの治療を行う場合もあります。